関西美術センター
 
関西を中心とした展覧会評や美術館・博物館紹介
 


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鏑木清方展

鏑木清方展
京都国立近代美術館 2022.5.27-7.10

 鏑木清方(1878-1972)没後50年、京都では45年ぶりとなる回顧展。
 父は毎日新聞社前身の東京日日新聞の創刊に携わった條野(条野)採菊(鏑木姓は母方)で、彼の交流関係から当時人気挿絵画家でもあった日本画家・水野年方(1866-1908)に13歳で入門しています。
 作品は、近松門左衛門の浄瑠璃「卯月の潤色(いろあけ)」に取材した≪朧駕籠≫(1907)、泉鏡花が1902(明治35)に著した「きぬぎぬ川」のラストシーンを表現した≪晩涼≫(1920)、会場内で美人画と共に多く展示されている、昭和期に明治時代を回想して描かれた作品群のひとつ、≪鰯≫(1937頃)、本展での目玉、≪浜町河岸≫(1930)、≪築地明石町≫(1927)、≪新富町≫(1930)の3部作他109件。



https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2022/448.html



7月3日(日)19:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

モディリアーニ

モディリアーニ
大阪中之島美術館 2022.4.9-7.18

 大阪中之島美術館開館記念展、日本では14年ぶりの回顧展、副題「―愛と創作に捧げた35年―」。
 プロローグ:20世紀のパリ
第1章 芸術家への道
第2章 1910年代パリの美術
特集:モディリアーニと日本
第3章 モディリアーニ芸術の真骨頂 肖像画とヌード
から構成され、久しぶりに順序立てて、時代背景等が理解しやすい、展覧会の見本と言えます。
大阪中之島美術館所蔵の≪髪をほどいた横たわる裸婦≫(1917)は撮影OKです。



https://www.modi2022.jp/



7月1日(金)19:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

第45回 大津市写真展覧会

第45回 大津市写真展覧会
大津市歴史博物館 2022.6.25-7.1

 琵琶湖周辺の四季折々の景色が大津市議会議長賞の輝いた藤堂裕子の≪舟屋風情≫をはじめ、堪能出来る写真展。
 雉の雄叫びのシーンのアップを撮った川端清志の≪叫び≫は大津写真連盟賞です。
 120名266点から選ばれた入選作179点、特別出陣5点の全187点です。



https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/010/1119/g/shashin/1520322662734.html



6月26日(日)20:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

第72回大津市美術展覧会 市展

第72回大津市美術展覧会 市展
大津市歴史博物館・大津市立市民文化会館 2022.6.16-22

 展覧会に行き、賞が与えられる作品に疑問を持ったことはありませんか?
 他の作品が、どう観ても相応しいと思えたことも1度や2度ではないかと察します。
 大作家の身の回りの世話をするようになって、大きな作品展にようやくでることになったとか、審査員が作品ではなく、裏に描かれた作家名しか見ていない、といった声も聞いたことがあります。
 しかし、この展覧会は、多少の差異はあっても、清々しいくらい順当な評価を与えられる展覧会です。



https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/010/1119/g/bijutsu/1395193294031.html



6月19日(日)16:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

明石高博ー京都近代化の先駆者ー

明石博高―京都近代化の先駆者―
京都府立京都学・歴彩館 2022.4.10-6.5

 時代の中に埋もれている人がいる、ある人はその成果を誰かに横取りされたままに闇に葬り去られるかのように、また、ある人は、一部の資料からふとしたきっかけで、名前を落とされ、そのままになってしまった結末である、いずれもずっとその時をまっているかのように。
 明石博高(1839-1910)はどちらでしょうか?
 彼の強い進言で1870(明治3)年に開設された京都舎密局では日本初の「石鹸」、「サラシ粉」、「氷砂糖」などを製造販売し、日本の科学・化学の発展に寄与したことは間違いない。



https://rekisaikan.jp/news/post-news/post-7926/



6月5日(日)19:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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