関西美術センター
 
関西を中心とした展覧会評や美術館・博物館紹介
 



2021年1月を表示

文化財修理の最先端

文化財修理の最先端
京都国立博物館 2020.12.19-2021.1.31

 京都国立博物館内に併設されている公営修復施設としては日本初めての文化財保存修理所の開所40周年記念の展覧会。
 曼殊院蔵の国宝≪不動明王像(黄不動)≫、伊藤若冲の≪石燈篭図屏風≫、一時は足利尊氏像とされた重文≪騎馬武者像≫、東寺の重要儀式には欠かせなかった≪十二天像のうち風天及び唐櫃≫前田家伝来名物裂のうち≪連雲宝尽文様金襴(富田金襴)≫他52点。
 同館では、「新春特別展示 丑づくし―干支を愛でる―」も開催中です。



https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/conservation_2020.html



1月31日(日)15:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

第354回市民寄席

第354回市民寄席
ロームシアター京都メインホール 2021.1.24

 緊急事態宣言下、サウスホールからメインホールに変更しての公演。
 林家染左の「江戸煮物」、桂枝女太の「ふぐ鍋」、桂福団治の「百年目」、ロームシアター京都開館5周年記念の口上を挟み、桂文之助の「星野屋」、上方落語協会会長・笑福亭仁智の「多言争論」の5題です。



https://rohmtheatrekyoto.jp/event/58069/



1月24日(日)15:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

火の鳥

火の鳥
ロームシアター京都メインホール 2021.1.17

 京都市交響楽団の管弦楽をバックに石橋義正・演出、藤井泉・振付、ビジュアルデザイン・江村耕市、衣装・川上須賀代、特殊メイク・JIROのロームシアター京都開館5周年記念事業のパフォーマティブコンサート。
 1曲目は、今年没後50年のイーゴリ―・ストラヴィンスキー(1882-1971)の交響的幻想曲≪花火≫を花園大学男子新体操部との競演。
 2曲目はドビュッシーの≪牧神の午後への前奏曲≫。
 3曲目は米津玄師の「Flamingo」もMVや紅白歌合戦でMISIAのバックを務め、今回のカーテンコールで御茶目な面を見せたアオイヤマダがチュートリアルの徳井義実をリードしたラヴェルの≪ボレロ≫、徳井は珍しい無言の出演。
 4曲目は同じくラヴェルの歌集曲≪シェエラザート≫、演歌歌手・小林幸子が身に着けていたのを思い起こす巨大衣装(?)に身を包んだソプラノ歌手・森谷真理が歌いました。
 5曲目は、今回のタイトルのなったストラヴィンスキーのバレエ組曲≪火の鳥≫(1919年版)です。
  2曲目同様、茉莉花のコントーション、そして今回圧巻のパフォーマンスを魅せてくれた池ヶ谷奏、薄田真美子、斉藤綾子、高瀬瑤子、中津文花、松岡希美のダンスで締めくくられました。



https://rohmtheatrekyoto.jp/lp/hinotori/



1月17日(日)21:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

吉田博展

吉田博展
京都高島屋7階グランドホール 2021.1.5-18

 没後70年の吉田博(1876-1950)の回顧展、約200点。

 プロローグ
福岡県久留米市に生まれた彼は、1893(明治26)年、京都の田村宗立(1846-1918)に師事、また、三宅克己(1874-1954)と出会い、水彩画に魅了されました。
 その後、小山正太郎の東京の画塾で学びました。

第1章 それはアメリカから始まった

  1892(明治32)年にフランス一辺倒の白馬会の対抗意識から第1回目の渡米、欧州を経由し、1894(明治34)に帰国、第2回目は1903-07(明治36-40)年に米~欧州を周りました。
その後、1920(大正9)、版元・渡邊庄三郎(1885-1962)のもとで、明治神宮の完成を記念する募金者への配布物である≪明治神宮の神苑≫を発表、以後1922(大正11)年まで7点の渡邉版を制作しました。
 そして、≪ホノルル水族館≫、≪エル・キャピタル≫、≪グランドキャニオン≫、≪モレーン湖≫、≪レニヤ山≫、≪ナイアガラ瀑布≫の米国シリーズ(1925(大正14))、≪ユングフラウ山≫(1925)等11点の欧州シリーズへと繋がります。
以下、
第2章 奇跡の1926年
第3章 特大版への挑戦
第4章 富士を描く
第5章 東京を描く
第6章 親密な景色:人や花鳥のまなざし
第7章 日本各地の風景Ⅰ(1926-1930)
第8章 印度と東南アジア
第9章 日本各地の風景Ⅱ(1932-1935)
第10章 外地を描く 大陸を描く
第11章 日本各地の風景Ⅲ(1937-1941)
エピローグ
と続きます。



https://www.takashimaya.co.jp/store/special/yoshida_hiroshi/index.html



1月11日(月)11:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

リトル・サンダー

SCENT OF HONG KONG
心斎橋パルコ10Fイベントスペース 2020.12.24-2021.1.11

 香港在住のイラストレーター・リトル・サンダーの新作作品集「SCENT OF HONG KONG」出版記念の展覧会。
 グッズだけでなく、展示してあるイラストの購入もできます。



https://shinsaibashi.parco.jp/event/detail/?id=9406



1月10日(日)23:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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