関西美術センター
 
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2021年5月3日を表示

鑑真和上と戒律のあゆみ

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鑑真和上も戒律のあゆみ
京都国立博物館 2021.3.27-5.16

 聖武天皇の意向を伝えた栄叡、普照より懇願され、弟子たちや当時の役人たちの意地悪もあり、6度目の753(天平勝宝5)年にようやく来日を果たした、唐時代の高僧・鑑真和上(688-763)と彼のもたらした「戒律」を再考する展覧会。
 ここで定義されている「戒」は、僧侶の守るべき倫理基準で、「律」は、僧侶の集団生活で生じた問題点を弟子が釈迦に聞いたものが、各宗派で整理されたものと掲示されています。
 鎌倉時代の戒律に注目し、仏教改革を推進した唐招提寺の覚盛(大悲菩薩、1194-1249)、西大寺の叡尊(興正菩薩、1201-90)、泉涌寺の俊芿(1166-1227)、そして今年没後700年の凝然(1240-1321)らの運動の展示もあります。
 俊芿に関しましては、同時期に京都文化博物館で開催されている「承久の乱」でも関連展示があります。



https://ganjin2021.jp/



5月3日(月)13:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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