関西美術センター
 
関西を中心とした展覧会評や美術館・博物館紹介
 



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第4回 府大生∞歴彩館 コラボで探る京都学

第4回 府大生∞歴彩館 コラボで探る京都学
京都府立京都学・歴彩館 2021.12.11-2022.1.9

 京都府立大学の文学部学生が歴彩館所蔵資料を活かしての企画展の第4回目。
 日本・中国学科では、室町時代から江戸時代につくられた短い物語「御伽草子」について考察しています。
 展示作品は、「御伽草子」の呼び名の由来にもなった『御伽文庫』(江戸中期)、女性の縁起物として嫁入り道具にも用いられた『ふんせう』(江戸初期)、祇園祭の郭巨山の素材となった『二十四孝』(江戸中期)他。
 和食文化学科の「京野菜」、欧米言語文化学科の「欧米人の見る古都の復興―第五代京都府知事中井弘の役割を考える」、歴史学科の「近世・近代の出産」、「上菓子屋の開いたカフェー」、「家庭への電気普及~戦前期を中心に」、「京都の能」の成果も紹介されています。
 なお、12月28日(火)~1月4日(火)は休館です。



https://rekisaikan.jp/news/post-news/post-7263/



1月3日(月)20:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

滞留

滞留
京都芸術センター 2021.11.20-2022.1.10

 ペルーのリマ出身でオランダ・アムステルダム在住の生と死と洞察する映像作家マヤ・ワタナベ(1983-)の2作品。
 これらの作品は、2017年、2ヶ月間、京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデスデントプログラムに参加の際に制作されたものです。
 ギャラリー北の≪Stasis≫では仮死状態の鮒のクローズアップを、ギャラリー南の≪Earthquakes≫では、水槽の破壊を魚類への影響を回転撮影で捉え、スローモーションで上映しています。



https://www.kac.or.jp/events/31211/



1月2日(日)22:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理

メトロポリタン美術館展

メトロポリタン美術館展
大阪市立美術館 2021.11.13-2022.1.16

 1870年創立、1872年開館し、所蔵品150万余点のメトロポリタン美術館。
 今回は、2023年修了予定の美術館の改修工事に伴い、2,500点以上あるヨーロッパ絵画部門から65点(内、日本初公開は46点)の展示、副題は「西洋絵画の500年」。
第1章 「信仰とルネサンス」は、フラ・アンジェリコの≪キリストの磔刑≫(1420-23頃)、サンタントニオ・ディ・パドウァ女子修道院のために制作されたラファエロ・サンツィオ(サンティ)の≪ゲッセマネの祈り≫(1504頃)、エル・グレコの≪羊飼いの礼拝≫(1605-10頃)、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの≪ヴィーナスとアドニス≫(1550年代)、ルカス・クラナーハ(父)の≪パリスの審判≫(1528頃)他17点。
第2章  「絶対主義と啓蒙主義の時代」は、フランソワ・ブーシェの≪ヴィーナスの化粧≫(1751)、2009年に修復されたディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケスの≪男性の肖像≫(1635頃)、カラヴァッジョがデル・モンテ枢機卿の為に描いた≪音楽家たち≫(1597)、二コラ・プッサンの≪足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ≫(1655)、ヨハネス・フェルメールの≪信仰の寓意≫(1670-72頃)ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの<女占い師≫(おそらく1630年代)、ジョシュア・レイルズの<レディ・スミスと子供たち≫(1787)他。
第3章  「革命と人々のための芸術」では、ギュスターヴ・クールベの≪漁船≫(1865)、ポール・ゴーギャンの≪タヒチの風景≫(1892)、オーギュスト・ルノワールの≪ヒナギクを持つ少女≫(1889)、フィンセント・ファン・ゴッホの≪花咲く果樹園≫(1888)、ポール・セザンヌの≪リンゴと洋ナシのある静物≫(1891-92頃)他17点。

三越伊勢丹オンラインストア

https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/metro



1月1日(土)20:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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