関西美術センター
 
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雛まつりと人形

雛まつりと人形
京都国立博物館 2021.2.9―3.7

 三月はじめに行われていた祓いの行事・上巳の節供に起源を持つ雛まつり、人形を飾って祝うようになったのは江戸時代と言われています。
 初めは紙など簡素な素材で人形自体を水に流すなどで、立雛でしたが、寛永時代(1624-43)から坐雛に移行していった最初の事例が見られ、≪寛永雛≫と呼ばれています。
 丸顔に釣鼻を特徴とし、京都の人形師・雛屋次郎左衛門から名付けられた≪次郎左衛門雛≫や実際の公家の装束を忠実に再現した≪有職雛≫、京都国立博物館で(大正15)年に初めて開催された雛人形の特別展に出品された≪御殿飾り雛≫も出品されています。
 なお、人形の置き方が関西と関東では異なる点ですが、関東は昭和天皇・皇后が西洋風の立ち位置で撮った写真を元にしたため、今日の形式になったようです。



https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hina_2021.html



3月1日(月)19:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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