関西美術センター
 
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板谷波山の陶芸

板谷波山の陶芸
泉屋博古館 2022.9.3-10.23

 板谷波山(1872-1963)の生誕150年記念展、副題「近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯」。
 作品は、波山が「金砂磁」と呼ぶ器面全面が茶褐色に輝く鉄釉が流し掛けされている≪金砂磁柘榴絞花瓶≫(1920年代)、アール・デコの影響を受けた左右対称な草花文構図の≪彩磁草花文花瓶≫(1920年代)、波山の最大作≪彩磁蕗葉文大花瓶≫(1911)、昨年106年ぶりに再発見された≪彩磁紫陽花模様花瓶≫(1915)、久保田米遷が1893(明治26)年のシカゴ・コロンブス世界博覧会でスケッチしたネイティブアメリカンの土器模様に着想を得た≪彩磁印甸亜文花瓶≫(1916)、大正前期から昭和初期の約10年間のみ制作された「葆光彩磁」、鈴木貫太郎旧蔵の≪葆光彩磁葡萄絞様花瓶≫(1920)、奈良・薬師寺金堂の薬師如来像の台座文様をモデルとした≪彩磁葡萄文香炉≫(1920年代)、未完成の≪唐花文壺(生素地)≫(1962)他。



https://sen-oku.or.jp/program/2022_itayahazan/



10月23日(日)15:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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