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吉川観方と風俗史考証の世界

吉川観方と風俗史考証の世界
京都府立京都学・歴彩館 2021.10.2-11.27

 吉川観方(1894-1979)は日本画や版画だけでなく、風俗研究者としての顔があります。
 彼の残した約3万点の資料は、京都府、奈良県立美術館、福岡市博物館に分けて収蔵されています。
 彼は、大学卒業後、松竹に入社したこともあり、南座の舞台「桜吹雪春一節」(1917-18(大正6-7))や映画「源氏物語」(1951(昭和26))の衣装考証、他の映画でも時代考証や撮影指示までも行っています。
 また、彼は祭礼にも関与し、1949(昭和24)に「豊太閤花見行列」復活に力を貸し、1953(昭和28)年から数年間、「時代祭」に関わっています。
 出品は、観方が最初に手掛けた風景版画≪大和橋の雪晴≫(1924(大正13))、祇園井特(1755-1815の≪島原太夫図≫(1815(文化12))、歌川国久(生没年不詳)の≪美人立姿図)(江戸後期(1801-18の間))を再現した写真、ガラス乾板5枚(紙焼き)他。

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11月22日(月)14:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 関西美術センター | 管理


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